先輩インタビュー

interview
写真:認定看護師 Yさん

学びと実践、看護師として大きな成長を
実感できる職場です

感染管理認定看護師 Y師長

当院に新卒で入職して20年ほどになります。病棟での勤務を経て10年前にOPE室に配属されました。6年前に中材OPE室の師長に任命されましたが、今は感染管理認定看護師として病院全体での感染に関する仕事(ICT)も兼任しています。

ICTの業務としては、病棟内での感染拡大を防ぐための対応やスタッフへの指導のほか、感染に関わる困り事や相談にも対応します。コロナ対応のために感染管理認定看護師の資格を持つことになったわけですが、私自身とても大きな責任を感じながら業務を行ってきました。
現在も感染に関するさまざまな相談を受けますが、一つひとつ的確に答えることができなければ、すぐにクラスターやスタッフ不足といった状況を招いてしまいます。さらに問題が大きくなれば病院の経営にまで関わる事態に陥ってしまうでしょう。コロナ禍の3年は、感染を理解するだけでなく、最小限に抑えるためにどう舵取りするのかが重要だということを痛感する日々でした。
新型コロナに関しては、新しいステージが始まったばかりです。それまでとは対応がすべて変わり、また大変な時期を過ごすことになりましたが、少しでも早くコロナ前の状況に近づけたいと願いながら頑張っています。

当院は脳外単科ということもあり、緊急OPEが多いなど特殊な面もあります。そんな中で私がOPE室の管理者として常に心がけているのは、スタッフが働きやすい環境づくりです。悩みを抱えているスタッフがいれば解決の手助けもしますし、それぞれが抱える背景なども考慮しながら、働きやすい環境を目指しています。
OPE室と感染管理の業務を両立するのは大変ですが、OPE室業務は主任をはじめスタッフに安心して任せられる状況になっています。これは、業務が円滑に回るよう師長としてスタッフの教育に注力してきた結果でもあります。
当院には、私の他に認定看護師が1名在籍していますが、今後はこのようなスペシャリストが増えたら良いと思っています。そのためにも、スペシャリストを目指したいと思えるような教育をすること、スペシャリストを目指す人をしっかりと育てていくことが、今後の目標です。

私はもともと脳外科に興味があり、この道を選びました。脳外科はハードルが高いと思われがちかもしれませんが、当院ではさまざまな教育システムが整っています。不安なく来ていただけるような環境づくりもしておりますので、ぜひ興味のある方に来て欲しいです。勉強することはたくさんありますが、理解と実践を重ねながら、看護師としての大きな成長を感じていただけたらと思います。

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