〈ママさん〉
スタッフ全員が温かい看護のできる急性期を目指しています
以前は別のイムス系列の病院に勤務していましたが、産休で1年のブランクを経て、子供が1歳になるときにこちらの病院で職場復帰しました。子供が3歳になった今は時短勤務も終わり、本格的に復帰させていただいています。ブランク明けで、しかも違う病院に……ということで心配はあったのですが、皆さん温かくたくさんのことを教えてくださいました。当院はママさん看護師も多く、師長さんも4歳くらいのお子さんがいらっしゃるので、子供が病気の際など理解があり、柔軟に対応していただけることがすごく助かります。
当院には院内保育室があり、保育料は水準より安価で預けることができます。院内にあるので、業務でお迎えが遅くなっても対応してくださるのがとてもありがたいです。平日は幼稚園に通って土日だけ院内保育室を利用する看護師もいます。また、お子さんを院外の保育園に預けて勤務している男性看護師もいます。こうした環境ですので、スタッフ皆が子供のことに理解があり、勤務終了時間が近づくと、「子供が待ってるよー」とか、「あと何すればいい?」なんて声をかけてくれるので、本当にありがたいです。
今は、脳梗塞などの患者様が多い急性期病棟に勤務しています。急性期といえば、慌ただしくスタッフの疲労感も強く、辞めたくなる……というイメージを持たれるかもしれませんが、ここは「温かい急性期」といいますか、スタッフみんなが看護を通して勉強しよう!という雰囲気がある病棟です。急性期だからといって治療優先ではなく、足浴や手浴など清潔ケア、段階に合わせて患者さまのトイレ介助や歩行訓練なども、リハビリスタッフとともに取り組んでいます。患者さまの個別性に合ったフォローをしながら、急性期の治療をしています。
急性期で、とても印象に残っている患者さまがいらっしゃいました。認知症を疑われている方だったのですが、日記を書くことをご提案したところ、退院まで毎日書いてくださいました。この日記のおかげなのか、その後も認知症の症状は進まず、家に帰れる状態にまで回復されました。単調な入院生活の中で、日記が気晴らしとなり、楽しみながら取り組んでくださったようです。私たちも日記を通して患者さんとコミュニケーションがとれ、とても心温まる体験をさせていただきました。些細なことかもしれませんが、この日記のような看護ができる雰囲気や理解が、ここのスタッフみんなの中にはあります。
また、患者さまが急性期から回復期へ移られても退院まで見守ることができるのもこの病院の良いところで、移動先の病棟でも自分のことを覚えていてくださるのがすごく嬉しいですし、励みにもなります。
「苦手だった脳の分野を克服したい」
目標だった回復期の看護を勉強中
「私が目指す看護」を学べる環境
脳領域は難しいけれどやりがいある
互いにフォローし合う優しい職場