〈中途採用〉
患者さまの回復する姿が励みに
新卒で別の病院で1年間勤務した後、去年の11月、この病院へ転職しました。看護師としては3年目です。以前の病院でも回復期リハビリテーション病棟で勤務していました。
「回復期リハ病棟で看護師として働く」、これは私の学生のころからの目標でした。私の性格的にバタバタとした状況が得意ではないというのもありますが、実習で整形外科などで感じた「患者さまがどんどん回復して、歩いて退院される場面に携われる充実感」が、すごく魅力的に感じた、というのがその理由です。
以前の勤務先と同じ、回復期リハ病棟勤務での転職を考えた理由は2つあります。
1つは、ここと違って前の病院は回復期専門でしたので、患者さまの状態は比較的落ち着いており、看護師として技術面や学びの面で周りに遅れを感じていました。それなら急性期に行けばよい、という話なのですが、回復期からは離れたくありませんでした。また、回復期専門の病院では、状態が悪化したら「転院」となるため、患者さまのその後が気になっていました。その点で、当院は急性期など他の病棟があるため、患者さまの退院まで見届けられることが良いと思ったのです。
そしてもう1つ、1年目で付いてもらったプリセプターと相性が合わなかったのも、転職を考えた理由です。落ち込んだ時期もありましたが「やっぱり看護師がやりたい!」と転職し、今度は自分が指導する立場となりました。今は、プリセプターとして後輩には自分のような経験をさせないよう、声掛けやメンタル面のサポートを心がけています。
後輩や患者さまには、思ったことは何でも言ってもらえるような「頼れる看護師」になりたいと、常に思っています。転職して1年目に、担当した患者さまが退院されるときにくださったお手紙が、今でも私の心に残っています。自分では患者さまにしっかりとした看護を提供できていたのか自信がなかったのですが、「あなたは私を人として扱ってくれて嬉しかった」という患者さんの気持ちを知ることができ、お役に立てていたのだと思えました。どんなに忙しくても、患者さまへの声掛けや、笑顔での対応を心がけていた自分の姿勢が患者さまに伝わっていたことがとても嬉しく、これからの私にとってすごく励みにもなりました。
これからも大好きな回復期リハ一筋で、特に脳領域での看護をさらに専門的に学び、この道を極めたいと思っています。
脳領域の疾患分野は、私の祖父が脳梗塞でしたのでとても身近な分野ですし、これから高齢化が進む中で必要性が高まる分野だと感じています。早期発見できれば回復もしますが、日常生活に戻るまでの過程がとても大変という側面もあります。患者さまやご家族を理解して、退院後の生活まで考えられるような看護師を目指していきたいです。
「苦手だった脳の分野を克服したい」
目標だった回復期の看護を勉強中
「私が目指す看護」を学べる環境
脳領域は難しいけれどやりがいある
互いにフォローし合う優しい職場