先輩インタビュー

interview
写真:パパさんナース Kさん

風通しのいい職場で、知識と経験を
フル活用しています!

パパさんナース Kさん

看護師歴9年目、当院での勤務は3年目になります。当院に入職する前は、小児の在宅看護の道に進もうと小児専門病院でキャリアを積みました。そろそろ訪問看護の経験をと思いいろいろ調べていくなかで、在宅看護を目指すなら、小児に加えて成人の知識も身につけたいという思いが強くなり、転職を決意しました。当院での面接時に「これまでの知識と経験が活きるから是非」と言っていただき、入職することになりました。

前職でのPICU(Pediatric Intensive Care Unit:小児集中治療室)経験が活かせると思い、当院でも急性期病棟を希望しました。実際に勤務を始めてみると、同じ脳疾患をもつ患者さまへの「声掛け」ひとつとっても小児と成人では異なり、大きな戸惑いがありました。他の人とは「躓くポイント」が違った気がします。
そうした自分の足りない部分については、病棟のスタッフみなさんでフォローしていただきました。全体で見守るというスタイルで指導していただいたのも、良かったと思っています。入職者の状況に応じてフォロー体制を考えていただけるので、新しい環境でも安心して仕事ができたと思いますます。

私自身は小児と成人の違いに戸惑うところもありましたが、ちょうどSCU開設の時期と重なっていたのが幸いしたかもしれません。脳卒中以外の救急例は急性期病棟に入院することになるため、急性期病棟でも全身管理や集中管理が必要となったタイミングでしたので、これまでの知識や経験を活かせる場面が多く、病棟に還元できたと思います。

この3年間、多くの患者さまと関わりましたが、自分と年齢が近く家族などの境遇が同じような患者さまはとても印象に残っています。発語も反応も難しい状態だったその患者さま、奥様は「子どもに日々の様子を見せたい、でも今の状態を見せることが望ましいのか」というジレンマを抱えておられました。その様子に自分だったら……と重ね合わせてしまい、他人ごととは思えませんでした。その後回復期病棟に移られたのですが、つい先日、院内でたまたまお会いした時、ご本人から「早く家に帰れるように、子どもたちに会えるようにリハビリを頑張っている」との言葉を聞くことができました。急性期病棟に入院中は命に関わるような状態でしたが、退院帰宅の目処が立つくらい、話ができるくらいまでに回復されたことに、これほどの喜びはありませんでした。きっとこれからも「忘れられない患者さま」になるでしょう。

中途採用で入職した私が言えるのは、経験はいくつかあっても良いということです。当院は脳外単科の病院ではありますが、脳疾患しか勉強できない、経験できないわけではなく、全身のことを学ぶことができます。またスタッフ間の風通しの良さは、外から来た自分が保証します。新卒でも中途でも、入職先の選択肢の一つとして、当院を検討していただけるとありがたいです。

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